水中の映像から始まって、「シェイプ・オブ・ウォーター」を思い出す。ちょっと前までは、こういう童話的な世界の作品を見ると、ギレルモ・デル・トロに限らず”ティム・バートンらしい”と思ったものだけど、 最近は”ウェス・アンダーソンっぽい”とか”ミシェル・ゴンドレーみたい”と思うようになった。ティム・バートンはもうファンタジックな映画の父って感じだなぁ。
この映画は大ぼら吹きの一生といったところですよね。どこまでが本当でどこまでがホラ話か…。周りの人たちを笑わせて元気づけてきた父が逝こうとしている。若いころは反発していた息子がもどってくる…。ティム・バートンにしては本当っぽい部分も多い映画だけど、心があたたまりました。
いつもだけど、ヘレナ・ボナム・カーターがひどい顔の魔女の役。この頃はティム・バートンがパートナーだったからな~。新藤兼人が乙羽信子を「鬼婆」にしたのと比べると、ほんの少しだけマシ…かな…?
”詩人”ブシェミがおかしすぎました。彼はいつも本当に最高。。