ギレルモ・デル・トロが製作している作品って、どれも恐ろしくて哀しくて愛おしいという印象。この映画にもそういう部分があります。
他の作品もだけど、なかなかエグい。かなり猟奇的。親子関係が壊れている、という精神的な部分を超えて、伝説の鬼(のようなものになってしまった人間)が現れて暴れます。その鬼性は遺伝?なんらかの形で伝染するもの?
そして、鬼となってしまった人間は退治されるしかない・・・。という、やっぱり切ないお話でした。
教師と子どもの関係がもうちょっと深まったりすればよかったのにな、という気持ちもちょっと残りました。