舘ひろしも柴田恭兵も70代。さすがにおじいさん感ありますが、立ち姿も身のこなしも相変わらずカッコいい。何を食ってたらこんな70代になれるのか。いや食べ物だけじゃなくて、たゆまぬ自己研鑽というか、オフィスワークとかしないで毎日ジムに通うとかしてないとこれは保てないだろうなぁ。
昔つきあってた女性の娘、「俺の娘かもしれない」土屋太鳳29歳と並んでも、色っぽい構図になります。”無理があるよ”という意見の人もいるでしょうが、これはひたすらアウトローでカッコいい刑事たちというファンタジーなので、こんなにカッコいい老人が存在すると思って、この世界にひたって楽しむのが正解じゃないかと思います。
その一方で、三枚目的にはじけすぎている浅野温子。この作品の初代”マドンナ”(私も語彙が古いな)だったんじゃなかったっけ?
ニュージーランドで探偵事務所をやってたけど、警官を殴って横浜に逆戻り・・・というのも、このシリーズでは自然な流れ。悪役をつとめる早乙女太一もとっても良いですね。彼は若い頃から、ういういしさがなくて、紛争地域出身の若者みたいに大人だった。この映画の中でも、こんな若い悪の総裁が存在するかも、と思わせるたたずまいです。
警察署(湾岸署だと思っていた)の中に柳葉敏郎を探してしまったのは、どこかで「踊る大捜査線」と混同してるからですね。こっちの方が10年も古いんだけど。両方好きだったな~~。仲村トオルも杉本哲太も(この二人はまだ50代)安定の演技。しかし木の実ナナはもういない…。こういう映画は撮れるときに撮らないともう作れなくなっちゃうから…。
この続編はさすがにもう無理かなぁ。最後にちょっとしんみり。