映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2012-10-18から1日間の記事一覧

マルセル・カルネ監督「嘆きのテレーズ」118本目

1952年フランス作品。白黒のコントラストの強い映像が、堅くて暗いヨーロッパの空気をよく表しているように思います。養女として育てられた家で、その家の虚弱体質の息子の嫁にされてしまったテレーズ。姑にいびられながらも凛とした美しさを持った女性。夫…