映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-01-06から1日間の記事一覧

トラン・アン・ユン監督「ノルウェイの森」187本目

2010年作品。原作を1988年くらいに読んで以来だから、あんまり筋を覚えてないと、映画を見ながら思いました。当時は読んでものすごく暗くなったように記憶してます。登場人物と年齢が近かったし、いろんなことがあって自分を映してしまって。 自分のまわりに…

ダニー・ボイル監督「28日後」186本目

2002年作品。着々と実績を重ねていたのですね、この頃この監督は。一言でいえば「ゾンビ映画」なんだけど。スリリングに作ってあるなぁ、と思いました。 “生物が凶暴化する、おそろしく感染力の強いウィルスがばらまかれた。”最初の感染者の幸せな生活、事故…

ダニー・ボイル監督「ヴァキューミング」185本目

2001年作品。 TV映画としてBBCで制作されたものだそうです。変なかんじの映画・・・なんだけどイギリスらしい、BBCらしい、不条理でありながら日常的で、ありえないけどリアルな作品でした。掃除機の売上トップになるためには手段を選ばない、超高血圧セール…

チャールズ・チャップリン「独裁者」183本目

1940年作品。こういう映画を見ると、アメリカってすごい国だなと思う。 自由を追求するものすごい底力のある国だな。と。 1940年に、いくら自国に影響が及んでいないといっても、これほどの風刺映画を作って大々的に公開できたんだ。映画全体に、強い反戦思…