映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-02-15から1日間の記事一覧

ダニー・ボイル監督「サンシャイン2057」248本目

2007年作品。「極限状態」を描く映画をいくつか作っている監督ですが、これは太陽を再生させて地球を救うために、太陽に向かってマンハッタン島ほどの大きさの核爆弾をぶち込みに行く宇宙船の船内の映画です。映画の世界ではよくこの「極限状態」という言葉…

アンドレイ・タルコフスキー監督「惑星ソラリス」249本目

1977年のロシア映画。ヨーロッパ映画は難解だ。・・・なんて決めつけるようなことを言いたくなってしまう。 この映画の基本は、「ソラリスという惑星では、星を覆う海が意識をもっていて、人の記憶の一部を物質化する。ある心理学者がそこで、死んだはずの妻…