映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-02-17から1日間の記事一覧

松林宗恵監督「社長三代記」254本目

1958年作品。オシャレなイラストのタイトルから始まる、軽妙で現代的なコメディです。 (といってもそこに流れる音楽は民謡ふう)つい最近NHKドラマ「メイド・イン・ジャパン」で、高度成長期の頃の夢を忘れられない巨大電気会社の会長なんてのを見たばかり…

ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督「嘆きの天使」253本目

1930年のドイツ映画。 ひとりマレーネ・ディートリッヒ映画祭、開催中。これは彼女のドイツ(ワイマール共和国)時代の作品で、ドイツ初のトーキー映画だそうです。この映画で彼女はハリウッドに注目され、その後世界進出を果たした・・・という。当時の彼女…

園子温監督「自転車吐息」252本目

1990年作品。アマチュアフィルムな感じです。VHSで借りたこともあり、聴きとりづらい。ストーリーはるようなないような、伝えたいことがあるようなないような、ちょっとまだ「自殺サークル」で爆発するまで間がある、導火線をちょろちょろ火が走っていた頃の…