映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-05-09から1日間の記事一覧

ヴィンセント・ミネリ監督「巴里のアメリカ人」359本目

夢のような素敵な映画でした。 ジーン・ケリーって、ハンサムで体格がよくて、普通にハリウッド映画で主役を張る“男らしい男”の雰囲気なのに、まるで体重がないみたいに軽々と踊り回るのが不思議な感じ。ニューヨークあたりの、普段着で踊るバレエ・カンパニ…

セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督「戦艦ポチョムキン」360本目

思想家ではなくて画家のほうのフランシス・ベーコン展が、いま東京で行われていて、NHKの「日曜美術館」で彼とこの展覧会のことを取り上げたときに、この映画の「オデッサ階段の虐殺」シーンで印象的な「叫ぶ乳母」をモチーフにした絵を描いているという話が…