映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-05-13から1日間の記事一覧

小津安二郎「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」367本目

1932年作品。音楽もあんまりついていない、完全サイレント映画。「田舎はいいなあ」と彼らがいうのは、蒲田あたり。汽車の走る線路のまわりは野原で、まわりに何もありません。汚れたひざ小僧をした少年たちが、元気にたくましく暮らしています。 中でも「突…