映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-10-09から1日間の記事一覧

ルイ・マル監督「さよなら子供たち」543本目

「五月のミル」も「死刑台のエレベーター」も好きだけど、この映画はあまり充分にあじわえなかったかも。最初に母との別れを惜しむ場面で、「母親が見えなくなったら舌を出してイタズラを始めるのでは」などと疑ってしまった私の心は黒くてすみません。…でも…

アキ・カウリスマキ監督「街のあかり」542本目

アキカウリスマキの映画、なんか見ちゃいますね。 レニングラードカウボーイズの頃、この映画が面白いのはバンドのせいだと思ったけど、あの“なんともいえないおかしみ”は監督の持ち味以外の何者でもない、と、今ならわかります。はるか遠くのヨーロッパのよ…