映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2013-11-04から1日間の記事一覧

ルイ・マル監督「鬼火」567本目

表現の幅の広いルイ・マル監督ですが、これは「死刑台のエレベーター」の世界に近いです。 「死刑台」の音楽はコルトレーン、こっちはエリック・サティ、と、いやになるくらいセンスがいいです。 そしてハンサムで神経質な主役に、同じくモーリス・ロネ。 今…

大島渚監督「戦場のメリークリスマス」566本目

ビートたけしの映画の世界デビューとか、デビッドボウイとか坂本龍一とか、いろいろ話題のある映画だけど、結局は大島渚監督のへんな映画なんだな。ビートたけしの、魚屋の親父みたいな普通さが素晴らしいけど、ボウイをはじめとしてそれ以外の役者さんたち…