映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-02-07から1日間の記事一覧

スタンリー・キューブリック監督「バリー・リンドン」645本目

キューブリックの、185分の長尺作品。 ヨーロッパ、特に英国の香りやクセがぷんぷんと漂う、歴史もの、かつ、一人の男の栄光と凋落を描いた大河ドラマ、ビルドゥングスロマンです。あんまり成長しないけど。テートブリテンの、幅が4、5メートルもあって奥…

ジョン・スタージェス 監督「大脱走」646本目

1963年作品。これもまた長い、172分。スティーブ・マックイーンは、目立ちたがりなスター。 ほかにも個性的な登場人物がたくさんいるので、この映画では出番は少ないですが、やんちゃで熱くて清潔な姿が印象に残ります。しかし、この映画は私にはあまり楽し…