映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-02-20から1日間の記事一覧

新藤兼人監督「第五福竜丸」653本目

あー、切ない。 この映画は、1954年にビキニ環礁で水爆の灰を浴びた第五福竜丸の、ほとんどドキュメンタリーのような映画です。淡々と、普通の人たちのいつもの暮らしが描かれます。偶然仕事中に水爆を目撃し、灰をかぶっても、みんな顔がまっくろに焼けても…