映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-11-06から1日間の記事一覧

佐々木昭一郎監督「夢の島少女」800本目

1974年作品。 これもまた強烈な作品でした。 中尾幸世という少女が演じるのは、ど田舎の美少女。というと身も蓋もないけど どうということもない少女だった私としては、クラスに一人くらいいる、要望も雰囲気も美しい少女に憧れたし羨んだものだけど、彼女た…

佐々木昭一郎監督「さすらい」799本目

1971年の、NHKのドラマ。 この監督はNHKの職員だった人だけど、独特のユニークなドラマを作り続けた人で、その作品はのちの日本の映画監督の数々に影響を与えたそうな。 河瀬直美の映画の作り方とか、この通りだと思った。 監督は映画を構想し、脚本を用意す…

ジャック・ペラン 監督「オーシャンズ」798本目

すごい映像でした。海を舞台にして、あっちの生き物たちに演技指導をしたかのようなダイナミックで生き生きとした映像。カメラの位置決めをしてからイワシの群れを呼び寄せる…なんてことできるわけないか?製作者がどんな説教くさいことを意図しようと、関係…