映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-11-16から1日間の記事一覧

佐々木昭一郎監督「川の流れはバイオリンの音」804本目

「夢の島少女」から7年後、やわらかく美しく成長した中根幸世が、イタリアのさまざまな土地をおずおずと訪ねます。ロードムービー、とも言えるのかな、この監督の作品は。目力が弱まってはいないけど、ずいぶんやさしい、微笑むばかりの子供のような女性に…

佐々木昭一郎監督「マザー」803本目

いくつか見たなかでも、特につかみどころがない感じがしました。 でも、主要な登場者たちの佇まいの魅力は、この映画でも強く感じられます。なんというか…遠くにいる人にはわからないけれど、母のいない子はうすっぺらいかわいそうな子供、というものではな…