映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2014-12-07から1日間の記事一覧

カリン・ペーター・ネッツアー 監督「私の、息子」819本目

ルーマニアの映画なんだ。 強烈な家族愛、ジャイ子的存在感の母親は、世の中のルールも押しと金で変えてしまおうとする。 息子は30歳すぎても、ますます殻にこもるばかり。このタイトルの「チャイルドポーズ」は、ヨガで激しい動きのあとに行う、足だけ正…

ダラ・バーン 監督「ダブリンの時計職人」818本目

ギンレイホール会員になってから2回目。 ダブリンの失業したおじさんの、とほほな佇まいがいいんだけど、あまりにストーリーがシンプルすぎる。 スカスカっていう意味ではないです。おじさん自身の生きて来た時計の針がゆっくりなので、それに合わせてゆっ…