映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-04-19から1日間の記事一覧

木下恵介 監督「喜びも悲しみも幾年月」937本目

こういう映画には弱い。 今は、辛い仕事や生活からは逃げることができて当たり前みたいになってるけど、誰か(たとえば行き交う船の安全)のために辛い仕事を一生コツコツがんばることは、美しいです。 佐田啓二と高峰秀子は、ここでは美男美女というより善…

若松節朗 監督「夜明けの街で」936本目

東野圭吾もの。 なんとなく冗長な感じがして、飛ばし飛ばし見てしまいました。 2時間中1時間半まできても、日々の積み重ねが続くだけで、もういいや〜って感じになってきます。 95分くらいの長さでよかったんじゃないかなぁ。深キョンって可愛いけど、最…

ラッセ・ハルストレム 監督「サイダーハウス・ルール」935本目

「マダム・マロリーと魔法のスパイス」ではあまり共感できなかったけど、この映画には入りこめました。 孤児院というところをほとんど知らないし、ましてや外国、ましてや無声映画の時代、ということで、遠い国のおとぎ話のように見られたからかな。 誰も安…