映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-04-20から1日間の記事一覧

木下恵介 監督「二十四の瞳」939本目

これもまた切ない。 昭和のはじめ頃までの日本では、力が抜けるくらいあっさりと人が死んでいた、んだろうか。高峰秀子って、老け役もうまいなぁ。 この人のすごいところは、自分をよく見せようとしないところだろうか。 日本のいなかって、本当に美しい。多…

山田洋次 監督「家族」(1970) 938本目

北海道に夢をみるのは、悪いことなんだろうか? 幼い子を死なせてしまうのは、親がいけないのかな。 みんな貧しさが悪いんや〜!っていう気持ちでがむしゃらにがんばれるのは、幸せなことなのかもしれない。 最後の子牛が唐突で、希望とまでは思えなかったで…