映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-06-20から1日間の記事一覧

ディヴィッド・リーン監督「旅情」999本目

ずーーっと見たくて、やっと借りてきました。 恋愛下手な「オールドミス」を演じるキャサリン・ヘップバーン。 プレイボーイにしか見えないロッサノ・ブラッツィ、いい男すぎて引いちゃいそうです。 もうね、大人の恋の物語だから、旅先の一時のロマンスだか…

テオ・アンゲロプロス監督「旅芸人の記録」998本目

大変長くて、きわめてわかりにくい(むずかしい)映画です、私にとっては。 ギリシャは観光したことがあるのに、全く未知の言語、全く未知の土地に見えます。 言語と歴史の知識がゼロだからですね。 この映画は、各場面の逃亡に字幕で日付を示すだけで、時…