映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-08-19から1日間の記事一覧

キム・ギドク 監督「嘆きのピエタ」1078本目

韓国のバイオレンス映画って、迫力があって見応えがあります。 ただ、「面白い恋愛ドラマ」であっても同じなんだけど、数分間に一度は必ずある「えっ!」というドキドキする展開、残酷な運命、激しい愛と絶望、といったものを贅沢にちりばめた、韓国作品の特…

深田晃司 監督「ほとりの朔子」1077本目

流れるような、つかみどころのない映画でした。 こういう夏休みって、あるよな。でも、ありそうでないかも。 二階堂ふみは、こういう経験から学ばなくても十分大人。にしか見えない、という意味でミスキャストなのかもしれないけど、自然ないい演技でした。…

黒木和雄 監督「父と暮せば」1076本目

平べったい、舞台みたいな画面と、棒読みみたいな演技。 一瞬、見るのを止めようかと思った。でも、もしかして・・・と調べたら、「紙屋悦子の青春」を撮った監督の、そのひとつ前の作品ですね。静かな映画だけど、クライマックスはけっこう重い。今日は8月…