映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-11-05から1日間の記事一覧

溝口健二監督「祇園の姉妹」1156本目

1936年作品。嬉しくなるくらい昔ですね。しかしセリフが聞き取りづらい。字幕が欲しい〜。映画は、意外なくらいリズミカルなポップスで始まります。 でもその場面は倒産した店の備品の競売。 姉妹のうち姉は「梅吉」、妹は「おもちゃ」という源氏名。(おも…

ウルリヒ・ザイドル 監督「パラダイス:神」1155本目

三部作の2つめ。 「パラダイス:愛」は、ヨーロッパの難解な監督の映画では”なく”、言葉がなく画面を見ているだけでも多分ほとんど通じる、わかりやすい作品だと思いました。「神」のほうが背景がちょっとややこしいし、見ればわかるというほど単純ではない…