映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2015-11-16から1日間の記事一覧

市川崑 監督「おとうと」1168本目

1960年の作品。 「銀残し」っていうんですか? 空の色が「にび色」みたいで、晴れているはずなのに真っ暗だったり、病室の壁の色が闇に溶けていきそうだったりして、登場人物(特に、若くて鼻っ柱の強い岸恵子!)は元気なのに、なにか暗い思い出のような色…