映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2016-04-17から1日間の記事一覧

木下恵介 監督「衝動殺人 息子よ」1318本目

1979年作品。 犯罪被害者の遺族という人たちの気持ちを、どこまで私は想像できるだろう?10年や20年で吹っ切れるようなものではないように思えるだけです。 仇討ちっていうものが認められる時代じゃないけど、その気持ちの行き場を探すのは当然の成り行…

ヴィンセント・ミネリ 監督「バンド・ワゴン」1317本目

54歳のフレッド・アステアの、円熟のダンスと演技が満載。 まるで宝塚みたいな、美しい楽しい夢のような歌と踊りの世界。 この時代の若者になって、ウキウキしながらこの映画を封切り初日に銀座で見てみたかった。それにしても、彼が出ているどの映画を見て…