映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2017-05-04から1日間の記事一覧

ロン・クレメンツ 監督「モアナと伝説の海」1543本目

帰りの飛行機、3本目。 まあまあ現実に近い物語のつもりで見ていたら、モアナちゃんご飯も食べずに長期間冒険を続けていて、もはや神がかり!なんて意地悪なこと言わずに見てみたら、とてもほっこりと優しい物語でした。 環太平洋ネイティブのみなさんの汎民…

ベン・アフレック 監督「夜に生きる」1542本目

サンフランシスコからの帰りの機内で見た2本目。 禁酒法時代のあるギャングの半生を描いた原作を、ベン・アフレックが脚本・監督・主演した作品。 ギャング映画というほどバイオレントではなく、恋愛中心でもなく、その時代の様々な人々の生き様にマルチフォ…

D・J・カルーソー 監督「トリプルX 再起動」1541本目

サンフランシスコからの帰りの便で見た1本目。 この映画ってシリーズ3作目なのね。 俗っぽい意味でエンタメ性の高い、楽しい映画でした。 秘密戦隊「トリプルX」のメンバーたちの相当雑多なキャラクターがエリートっぽくなくバラバラで面白いし、敵も強豪揃…

バリー・ジェンキンズ 監督「ムーンライト」1540本目

サンフランシスコへの機内で見た2本目。ララランドじゃなくてこっちがアカデミー作品賞かー。じわじわっといい映画だけど、どこか物足りないぞ。 誰も絶望的に不幸というほどではなく、胸の奥深くにいろんなものを持っているけど、それぞれ懸命に前向きに生…

デイミアン・チャゼル 監督「ラ・ラ・ランド」1539本目

サンフランシスコへの機内で見た1本目。壮大な「what if...」の物語。 大昔のラブストーリーと、自分の身に起こらなかったほうの選択肢の行く末は、ロマンチックで、かつ現実味を欠いているという意味で同等だ。エマストーンと、ライアンゴスリング。 普通っ…