映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2017-10-07から1日間の記事一覧

エリア・カザン監督「草原の輝き」1641本目

1961年の作品。 タイトルを見て「いんねむりしったのね」と歌い出してしまう自分の昭和感がイヤです。ディーニー(ナタリー・ウッド)が美少女!で、バド(ウォーレン・ビーティ)はどこか優しげなスポーツマン。高校生にしては大人びた二人ですが、育ちが良…

デイヴィッド・リンチ監督「ロスト・ハイウェイ」1640本目

1996年の作品。 もう見なくてもいいんだけど、デイヴィッド・リンチのメジャーな作品を全部見てしまおうと思いついてしまったので、また頭おかしくなりそうでやだなぁ、と思いながらもレンタル。 実際、何かの精神の病をシミュレートしているかのようなこの…

矢口史靖 監督「サバイバルファミリー」1639本目

面白かった。 突然の大停電、と同時にあらゆる電子機器が動かなくなる、という事態そのものに関する説明は何もないまま、巻き込まれた平凡な家庭の生き残りをかけた踏ん張りを映画にしました。 もう全然本当っぽくはないの。 社会全体で見るとどう人が流れる…