映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-02-10から1日間の記事一覧

デクスター・フレッチャー 監督「ロケットマン」2396本目

ロケットマン、冒頭に飾り立てたエルトンが“反省会”で告白をしている図がちょっとやりすぎ?と思ってしまったけど、すぐに慣れて、そんな過剰さが彼らしさ、つまり、弱さと美しさなんだなと思うようになりました。 天才が幸せになるのはすごく、すごく、難し…

ウェス・オーショスキー 監督「地獄に堕ちた野郎ども」2395本目

「地獄に堕ちた勇者ども」(ルキノ・ヴィスコンティ)を見た流れでこれもレンタル。 ダムドって70年代のロンドン・パンクバンドの一つなので、当時のドキュメンタリーかと思ったら、じじぃになってもまだやってる彼らの貫禄たっぷりな姿と、「ダムド?よく知…

テンギズ・アブラゼ 監督「懺悔」2394本目

<ネタバレあり> 「ざくろの色」や「不思議惑星キンザザ」を見て以来、グルジア→ジョージアという国が気になって仕方ありません。この映画は予告編が奇天烈すぎて(何回埋めても出てくる遺体)、期待で胸がいっぱいです。 ジョージアの素朴で生活感のある風…