映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-03-31から1日間の記事一覧

キャスリン・ビグロー監督「ハートブルー」2459本目

あのハードボイルド女性監督が、1990年にキアヌ・リーヴス主演の映画を撮ってたとは。原題は「Point break」、辞書では「一点突破」と出ました。 要領のいいスマートな銀行強盗に立ち向かっていく、まだ美少年然としたキアヌ。その銀行強盗はじつはサーファ…

川島雄三監督「風船」2458本目

高度成長期の日本の、大企業で仕事や接待にいそしむやり手サラリーマンと、ホステス。 ナイトクラブではジャズ演奏の前で、ローラースケートを履いて踊りながら歌う(口パクだけど)、北原美枝。こういうショーを本当にやってたのかな。「太陽の季節」と同じ…

ティム・バートン監督「ビッグ・フィッシュ」2457本目

水中の映像から始まって、「シェイプ・オブ・ウォーター」を思い出す。ちょっと前までは、こういう童話的な世界の作品を見ると、ギレルモ・デル・トロに限らず”ティム・バートンらしい”と思ったものだけど、 最近は”ウェス・アンダーソンっぽい”とか”ミシェ…