映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-04-05から1日間の記事一覧

フェデリコ・フェリーニ監督「フェリーニのアマルコルド」2468本目

この作品ってほかと違いますね、ジャケットがビートルズのサージェントペパーズみたいで。一方、映像の雰囲気は、いつもみたいな貴族の館じゃないしマルチェロ・マストロヤンニも出てこない。ニュー・シネマ・パラダイスみたいな、市井の人たちの町だ。いや…

スティーブン・ソダーバーグ監督「コンテイジョン」2467本目

多分これ見るのもう3回目くらいだと思う。映画館に行きたい気持ちを抑えるために、もう一度見てみた。細かいところわりとよく覚えてるんだけど、改めて見てみると、アメリカ人って普段から全然マスクしてないんだなー。マスクだけで感染が抑えられるわけで…

鈴木卓爾 監督「嵐電」2466本目

ぼんやりした映画、と思う人もいるかもしれない。私はこの雰囲気が嫌いじゃない、体質に合うけど、ちょっと物足りないところもある。 たとえば、井浦新が8ミリ少年とコーヒーを賭ける場面は、その後のコーヒーを囲んだ談笑が一番見たかったんだけどな~。行…

白石和彌 監督「凪待ち」2465本目

元SMAPたちを汚してみる映画シリーズ2本目。この映画はどうも、隙間が多くて間が持たなかったなぁ。香取くんは「可愛いろくでなし」というより、「バカじゃないけど中毒気質のくず」に見えて、なんで誰も彼をもっと叱らないのか不思議だった。 それより、香…