映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2020-12-16から1日間の記事一覧

スーザン・ダイナー監督「PUNK’s NOT dEAD」2767本目

この映画は、以前パンクがどれほど青少年の肉体や精神をむしばむと考えられていたか、という「専門家」のコメントなんかも収録されていて、今となっては微笑ましいです。私もパンクやってるから不良と呼ばれたクチでしたが、今はよい子たちがタオル首に巻い…

増村保造監督「曽根崎心中」2766本目

歌舞伎をよく見てた時期があったんだけど、外資系勤めが長かった私には信じられない男尊女卑や厳格な身分制度が当然で、耐えられず逃げ出したり死んだり殺し合ったりする男女が美しく描かれるという世界観が、むかむかする一方で、胸が痛くなるほどの感動を…