映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2021-08-01から1日間の記事一覧

堤幸彦監督「十二人の死にたい子どもたち」3089本目

こういうミステリーもつい見ちゃうんだよな。ちゃちっぽいかな、と見る前は思ったけど、そうでもなかった。キャストの若い12人がなかなかの熱演です。 うまいとは思ってたけど、「おちょやん」で天使の人柄の女優を演じた杉咲花が悪魔のような少女を演じ、い…

ジェリー・ロスウェル監督「僕が跳びはねる理由」3088本目

東田直樹さんの本を読んで、閉じてた目を開かれたくらい驚いたし感動したのを覚えてます。 彼の最初の本を英訳したイギリス人男性のおかげで、東田さんのことも自閉症のひとたちの心の中のことも、世界が知ることになったのでした。 この映画は、東田さんの…

「巨大製薬会社の陰謀(前・後編)」3086-7本目(KINENOTE未登録)

HBO制作のドキュメンタリーをU-NEXTが提供してるのを見てみた。原題は「The Crime of the Century」。この邦題はミスリーディングだな。私たちが知っているような(知らないとしても)世界的な巨大製薬会社が陰謀をはかったのではなくて、悪人一族が麻薬でも…