映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

2022-01-09から1日間の記事一覧

アッバス・キアロスタミ監督「風の吹くまま」3290本目

「桜桃の味」の2年後に作られた作品。 つづら折りの道をたどって登っていく車…墓穴を掘る人…といった既視感。でもこの作品は主役の監督が役者っぽいのと、砂の風景だけでなく青いベランダ、白い壁といったギリシャ?トルコ?にも似たカラフルさが印象に残る…

アッバス・キアロスタミ監督「ホームワーク」3289本目

これはフィクションじゃなくてドキュメンタリー。多すぎる宿題、見てやれる人が家にいないのに「聞き取り」ばかりの内容、といったイランの教育システムに問題意識のある監督が実態を記録するために子どもたちや親たちにインタビューしています。 キアロスタ…

アッバス・キアロスタミ監督「トラベラー」3288本目

シンプルだけどよく作られた映画だなぁ。子どもたちの憧れやズルさといった心の動きに自然に共感できる一方、「悪いことはやっぱりそれなりの結果しか生まない」という諦念が、逆の見方をすれば子どもの道徳教材にも使えそうだったりして。 たくさん嘘をつい…