アジア映画(90年代以降)
タイトルが良すぎて借りてしまった。私は赤羽で時々やります(笑) ここまでではないけど、私もわりと無計画に旅行するほうなので、無為にバス停で何時間も過ごすのとか、なんとなく共感します。 それにしても、この画質の悪さは?「フロリダ・プロジェクト…
タイトル長い! DVDに入ってる宣伝映像が全部インド映画なのを見て初めて、これがインド映画だと気付きました。インド人 in Paris(笑)。彼がイギリスの入管で捕まって、ミュージカルめいたものを歌いだす役人に戸惑う絵とか、イタリアのディスコで唐突にボ…
この作品は1939年。冒頭の「an RKO Radio Picture」っていう、地球に電波塔が立ってるタイトルロゴがキッチュで素敵。このあと1957年にケイリー・グラントとデボラ・カーで監督自身が撮りなおしてて、そっちも高評価。その後にも映画化されてて、不朽の名作…
すっごいサイケでヒッピーな映画! ファンカデリックのCDジャケットみたいなヒッピーたち。長髪を切って軍隊に入るという「ヘアー」か。なんかそういう歌あったな。就職が決まって髪を切るとか…(cf.「いちご白書をもう一度」1975年) 思い切り反戦的で反体…
ブレードランナーは2046年だっけ?と思った人が1万人はいたであろう、冒頭のネオ香港的な街並み。違うんですよ、ブレードランナーの舞台は去年の2019年。しかもこの映画でいう「2046」は年号ではなくルームナンバーということになっています。美しい男女が美…
フリッツ・ラングがアメリカで撮った映画って、なんというか、どれも感動するような内容はないのに、なんともいえずいいんだよな。まず映像構成が素晴らしい。冒頭の、電車の切り替えや、電車どうしがすれ違うときの高速でスリリングな映像。さすがドイツ出…
アーミル・カーンがめっちゃしょうもないヨゴレ役! インドではヒンドゥ教8割に対し、イスラム教徒は13%程度というマイノリティです。この間調べて、インドの三大カーンのうちアーミルとシャー・ルクはムスリムだと知って改めて見てみると、そうかインドのム…
2500本目という区切りに満を持して登場したのは、インドが誇る三大カーンの最後の一人、サルマン・カーンだ!シャー・ルク・カーンは「恋する輪廻」、アーミル・カーンは「きっとうまくいく」等で何度も見たけど、なぜかサルマン・カーンの映画は見る機会が…
文字通り、軍の中の楽園。従軍慰安婦を必要「悪」と呼んだり、なかったことにしようとしたり、関係者が一生軍や国を恨んで辛い思いをし続けるのは、とても悲しい。人を殺す軍隊は「必要悪」じゃないのか?介護や看護やセラピストのような、人を癒す仕事にく…
Amazonプライムビデオ、ありがたいなぁ。ソフト化されてないこういう作品でも見ることができて。劇場公開したとき見たいと思ったんだけど、機会を逸していました。 子どものころから憧れてたブータンにやっと行ったのは2003年。王様は先代で、まだ誰もが民族…
ゲーリー・クーパーってどうも私は印象が薄い。日本人的に真面目できちんとしていてちょっと神経質そう。親しみは感じるんだけど、私は映画にもっと破天荒なものを求めてるのかも。 この映画は、プレミンジャー監督がお得意の”けれん味”を極力抑えて、ストー…
タイで作られたワニパニック映画。いや「プール大脱出ゲーム」かな? 冒頭、男性が血まみれで目覚めたら、いきなり大ワニが足に喰らいついてきていて、勘弁してほしい。怖い映画だ…と思って見てたのに、大勢いた人が消えたり、女の子がプールに飛び込んだり…
<ネタバレあり> 原作たぶん読んだはずだけどあまり覚えてない。 「普通っぽいけどわりと精悍かつ知的で意外と女にもてる主人公」「美人で感受性が強く純粋なヒロイン」「世界を手に入れたようなお金持ち」という定番の登場人物。フィッツジェラルドのグレ…
面白かった!こういう抱腹絶倒なおバカ映画って大好きです。 「なんか乗り切れなかった」という感想の人もけっこういますが、私にとってはこの映画はまさに好みのタイプでした。「パラサイト」には富裕の差にもとづく敵・味方という敵対関係があって入り込め…
よかったです。予告編を見たときは「マダム・イン・ニューヨーク」みたいにコミカルで派手な映画かと思ったけど、もっとシリアスで地に足の着いた映画でした。召使がすごいデザイナーとして成功して有名になって、奇跡的に身分の壁を超える…そんな映画ではな…
韓国の映画やドラマには、必ずお母さんの心配そうな顔と、お母さんが家族にご飯を食べさせる場面がある。過剰な思いはゆがんで発露することもある。日本にもおおっぴらにできないことをやっている人たちがたくさんいるように、韓国にも裏で悪いことをしてる…
公開したころにちょっと見てみたいなーと思ったけど、そのままになってて、Amazon プライムで見つけたので見てみる・・・そういう作品ってあるよね? ロマンチックなコリアン・コメディでも見るくらいのつもりで見始めたら、映像はむしろシリアスでミステリ…
最初は美麗なおばさまたちが麻雀卓を囲んでいて、何だこのうるわしい映画は!とひるんだのですが、やがてこれが「ワイルド・スワン」ではなくスパイ映画であることがわかってきます。囲んでる人たちの中に、ひときわ若くて可愛い子がいるなと思ったら、やは…
2009年のマレーシアの映画。 「いい映画だった」と書けばそれで終わっちゃうんだけど、この気持ちの機微をどう表せばいいか。見終わってハッピーハッピー♪な気持ちになる、というのとも違う。やさしい気持ちではあるんだけど、よかったよかったというのとは…
愛ある映画だった。こんなに優しい夫なんているの?インドって男尊女卑で、夫はみんな妻を家政婦のように扱うのでは?くらいに思ってたけど、悪い先入観だったのかもしれません。 しかし、こんなに優しいのに夫の愛はなかなか伝わりません。。。使い物になる…
まあ何て可愛らしいおじいちゃんとおばあちゃん。人間、こんなに可愛く歳を取れるものなのか。犬たちと日がな一日遊びながら暮らす。ピンクや黄色の、やたらと可愛らしいコスチュームの2人。幸せっていうのはこういうことを言うんだろう。お隣の国にこんな天…
原題は「三峡好人」、英語タイトルは「Still Life」。日本語タイトルも含めて全部全く違いますね。日本には「哀」の文字が必要で英語圏にはもっと静謐なイメージがあった方がよかったのかな。 妻を探す男と、夫を探す妻が、別の夫婦だとなかなか気づかなかっ…
面白かった。韓国版「ジャンプ(原作、佐藤正午)」みたいな、妻を探し求めるロードムービーで、コメディなんだけどシリアスな部分もある。いかにも女性にモテそうなチ・ジニ(テレビの「チャングム」の官僚ですね)に、同行する三枚目の友人は俳優としても…
2013年の韓国映画。 韓国って国は、本当に表面しか知らないので(他のどの外国もそうだけど)、賑やかな都会や平和な山あい以外の、特にアウトローの世界ってグイグイ惹かれますね。 でもこの映画とはあまり相性が良くなかったみたい・・・人物はわりあい清…
こういう感動って、今の日本にはないよな。ない方がいいのはもちろんなんだけど。拷問があると知ったとして、まず私たちにないのは、怒るパワーかもしれない。卑近な例だけど、色々うまくいかなかった頃、何を言われても怖いだけで怒りを感じなくなってた時…
2001年の韓国映画。 坊主頭のヤクザを演じるチョ・ジェヒョンの風貌はわりと「濃い系」。韓国ってふわっと長身な人が多い印象があるけど、彼はもう少し南の人に見える。香港とか? 相手の清楚な女の子はソ・ウォン。怒った顔がキュートです。いつの時代か知…
<ネタバレあり> 大インディアサーカスなんて、似たようなものが本当にあるなら是非見てみたいですね。歌と踊りと魔法がいっぱいの、一世一代のエンターテイメントに違いありません。 インド映画の中でも、力が入ったエンタメ作品はストーリーに伏線がたく…
2005年の韓国映画。これはまたハードなスパイ映画って感じですね。と思ったら海賊伝説の映画(NHKBSでやってた「チャングム」みたいな世界)のような趣もあり。盛りだくさんだけど複雑です。 チャン・ドンゴンって久しぶりに思い出しました。ちょっと香港の…
「タクシー・ドライバー」といえばクレイジーなロバート・デニーロ・・・を思い出すけどこの映画の最初はのんびりしてます。ところがそれば、だんだんと信じられない事態へ。軍事政権下の韓国南部の広州という田舎町で、一般市民による民主化デモが起こり、…
インド製のマーベル風スーパーヒーロー映画。 これって続編?じゃなくて原題は「クリッシュ3」。1と2はどこへ行った? 冒頭に、クリッシュというスーパーヒーローのようなものの誕生について、3時間を10秒み無理やりまとめたような「まとめ」が流れます…