映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

デイビッド・イェーツ監督「ハリー・ポッターと死の秘宝パート2」30

私だってこういうのも見るんです!
というより、かつてはこういうのばっかり見てました。
このシリーズはほとんど劇場で見てます。
公開が7月15日、今日は9月19日だからもう2カ月以上、しかも3D上映を続けてるわけですね。すごい。

私こどもの頃から特撮もの好きでSF好きで、スターウォーズの最初のも劇場で見て大いに盛り上がりました。ハリポタシリーズはさらに私の好きなイギリスが舞台で、私の好きな魔法や妖怪の世界ですから。

キャラクターも魅力的だしストーリーにヒネリもある。ただ、この最終回に関しては、もはやストーリーはあと最終決戦と大団円を待つだけなので、キルビル2よりも期待はありませんでした。見たいのは3DCGのすごい画面。そして、この子どもたちが非情で厳しい戦いから解放されるところ。感情移入しすぎかもしれないけど、選ばれし者として試練にさらされ続ける彼らがふびんでふびんで…。
最後まで見届けることによって、自分がやっと解放された感じです。でも、こういう「絶対悪」をやっつけてセイセイした気分で映画館の外に戻っていって、なんとなく同じような巨悪に見えた大きな組織の人たちを糾弾したりしないように気をつけたいと思う…。現実の世界は、自分たちと同じくらい弱虫な人がたくさん集まって虚勢を張って形作ってるんじゃないかと思います。ピンポイントで攻撃するより、バラしたほうがいいのでは……なんて…

ともあれ機会があったらシリーズ全部通しで見てみたいな。あまりがっかりすることなく最後までハラハラドキドキ楽しませてもらいました。

って感想にも紹介にもなってなくてすみません。今日はこの辺で。