映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ダニー・ボイル監督「スラムドッグ$ミリオネア」126本目

2008年、イギリス作品。

面白い面白いと聞いてた作品をやっと見ました。
素敵にエキゾチックなインドのスラムの少年たち、気持ちいいくらい悪いギャングやショーホスト。ドキドキしながら盛り上がって行く展開。面白い映画でした。
1人も知っている役者さんがいなくても面白い映画が作れる、といういい例ですね。

物足りないところがあるとすれば、主役の少年が弱気なのかたくましいのか、微妙にわかりにくかったことや、個々の問題の答を知るに至った経緯がすこし、それぞれ弱かったこと。役者さんは、一番小さいときの3人が一番光ってたとも思います。
ダニー・ボイルの作品はかなり好きだけど、大人になった主人公たちの輝きは、この映画では“ものすごい”ってほどではなかったと思います。

彼の“最新作品”は今年2012年のロンドンオリンピックパラリンピックの閉会式ですね。誰でもわかりやすい盛り上げ方と、マニアを喜ばせる方法の両方に熟練した監督だと思います。もちょっと他の作品もみてみます。

今回Blue-Rayディスクをレンタルしたら、DVDより絵だけじゃなくて音もきれいだったような気がします。気のせい?買うと高いけどレンタル価格は同じのBlue-rayのほうにリンクを張っておきます。以上