映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロバート・ルケティック監督「キューティ・ブロンド」138本目

2001年作品。

原題は「Legally Blonde」、キュートなミスコン連勝のブロンド娘が、エリートの彼に捨てられて、見返そうとハーバード・ロー・スクールに入って弁護士になる!という話。
原題を見ただけでストーリーがわかるけど、面白かったよ。

リーズ・ウィザースプーン演じるブロンド娘は賢いし、サエない法学生たちよりセンスもウィットもあります。(という役です)

会社の法務部で働いてたときに、アメリカの弁護士100人以上と仕事したけど、実際の弁護士にはとってもチャーミングでイケててオシャレな人がたくさんいるし、ファッション専攻で「友愛会」リーダーなんて子がロースクールに入ってきたら、エンターテイメントロイヤーとして最適!と大喜びするはず・・・。ではなくて、この映画は、それでもいまどきつまらない格式にばっかりこだわって友情や常識をないがしろにするやつはあっちいけ!っていう趣旨が万人に受けるのでしょう。

痛快な気分になれる娯楽作。飛行機とか長距離バスとか古いホテルとかで、眠れないときにぜひ見たい一作といえるでしょう。以上!