映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ダニー・ボイル監督「ミリオンズ」205本目

2004年作品。

いやー面白かった!ダニー・ボイルやっぱり最高です。
英国的、という意味で最高です。
みぞおちをくすぐられるようなブリティッシュ感。
イギリスに住みたくなります。

舞台はポンドがユーロに切り替わる数日前。不要紙幣を盗み出した強盗が隠そうとした紙幣をたまたま見つけた子どもたちは、神様からのプレゼントだと思って使い始める・・・。悪知恵でお金を使い果たそうとする長男、聖人マニアの心やさしい次男の意見は対立。使ったお金にもアシがつきはじめて・・・。というストーリー。

ホームアローン的子どもエンターテイメントを、センスのいいイギリス人が作るとこうも面白くなるのか。大人が見ればまた、子どもたちのおバカさが可愛い。

実際のところ、ポンドは今もユーロに移行してないし、他の国がユーロへ移行したのは2002年なので、この映画は「じきにユーロに移行する」という前提だったのかな?それとも、「もしも・・・」物語?

いずれにしても、クリスマスに家族で見たいかんじの映画でした。強力に推します、私は。