映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

クァク・ジェヨン「僕の彼女を紹介します」224本目

2004年韓国作品。

面白かったですよ。エンターテイメント作品として、ドラマチックでありえない展開や、主役の魅力で見せる部分が大きいのは当然だけど、人の心の動きを丁寧に描いてるので、説得力があります。

そして、韓国の映画の作り方にもますます興味がわいてきます。
強くて可愛い女性ってのは、この映画に限らず人気があるようだなぁ。
愛!それも激しい、命をかけた愛!バイオレンス!壮絶に悲しい別れ!死!
という、人間なら誰でもドキッ!とする激しいテーマを、これでもかこれでもかとぶつけてくる。

音楽は、ありものを組み合わせるんだなぁ。テーマ曲がX Japanで、そもそもこの曲をイメージして監督が作った映画らしい。場面を演出するためのメロディを新しく作らず、昔のアメリカンポップとかを、わりとジャンジャン鳴らす。

主人公のメイクがとても薄いのも目立ちます。
自然に見えるように上手にメイクしてる・・・んだろうけど、それにしても元々の肌や髪の美しさはすごい。

そして、悲劇が始まってからが長い。ある意味ちょっとシツコイくらい引っ張ります。これも韓国映画らしさなのかな?

主演女優チョン・ジヒョンって、小林聡美に似てるなーと思うときと、黒谷友香に似てるなーと思うときがあります。自然にすくすくと豊かに育った感じで、なんとなく安心感がありますね。

相手役のチャン・ヒョクも、端正でちょっと優しい感じが魅力的です。この手の映画で、主役に感情移入できないと成り立たないので、すこし気弱な感じってのがすごくポイントなんでしょうね。

韓国映画は何にしろ濃くて満足感が高い。もっといろいろ見てみます。