映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

松林宗恵監督「社長三代記」254本目

1958年作品。

オシャレなイラストのタイトルから始まる、軽妙で現代的なコメディです。
(といってもそこに流れる音楽は民謡ふう)

つい最近NHKドラマ「メイド・イン・ジャパン」で、高度成長期の頃の夢を忘れられない巨大電気会社の会長なんてのを見たばかりなので、その会長の新入社員時代かなぁ、などと思いながら見てしまいます。

現在二代目社長が森繁久彌。こいつが遊んでばかりで女遊びが激しいので、三代目は質実剛健を旨とする加藤大介。森繁社長&三木のり平経理部長による、なんだかわからないけどおかしい黒田節の宴会芸が笑える!

ストーリー的にはあいかわらずの世界だけど、単純に楽しいいつもの社長シリーズでした。