映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・ヒューストン監督「マルタの鷹」266本目

1941年版、ハンフリー・ボガードが出演してる有名な作品です。

ボギー・・・なんか、コメディ好きの私には彼のハードボイルドっぷりがギャグに見えて仕方がありません。

悪役「カイロ」役は、「M」に出ていたピーター・ローレ!一見善良そうに見えて、得体が知れない・・・という役にぴったり。英語でしゃべるとちょっとクセがでますね。

「マルタの鷹」というのは、失われた財宝の名前。これを何としてでも手に入れたい裕福な蒐集家、その周囲でお金儲けをもくろむ人たち、の間で事件が起こります。男性に劣らず、女性も極悪。見た目は優雅で美しくても、お金のために人を撃ったりします。

全体的には「ルパン三世」みたい、というかあっちがこういうのを意識したのでしょうが、謎の財宝の行方を追いながら楽しめる映画でした。