映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

サム・ウッド監督「マルクス兄弟・オペラは踊る」280本目

1935年作品。
大好きなマルクス・ブラザーズの傑作と呼び名の高い作品です。
あー楽しかった。子どもに戻ってキャッキャ喜んでしまいます。楽しい音楽、ばかばかしい笑い、これって「ドリフ」が後に目指した世界ですね、、、って前にも書いたっけ。

タイトル「A Night At The Opera」がここでは「オペラは踊る」、同じ原題のQueenのアルバムの邦題は「オペラ座の夜」。「A Day At The Races」が「マルクス一番乗り」、「華麗なるレース」。Queenはこのように、アルバムに彼らの映画のタイトルをつけるほどマルクス兄弟のファンだったとか言われていますが、私の愛するKid Creole & The Coconutsに至ってはグループ名が「ココナッツ」だし、「Animal Crackers(けだもの組合)」というアルバムもあります。

なんてことはもうどうでも良くなるくらい、狭い船室は兄弟とテノールとベッドメイクとマニキュアとエンジニアでぎゅうぎゅうです!その間ハ―ポはずっと寝たふり、というか夢遊病?・・・さらにルームサービスが大勢入って来て・・・
こういうのを徹底的にバカバカしく、とことんやるところが心の底から好きです。

頭を使いすぎて疲れてるときとか、精神的に参ってるときとかに見るとさらに魅力アップ。ではないかと。バカ笑いできる楽しい作品です。ほんとに。

(リンク先のDVDでは「オペラの夜」という邦題になってますね)