2002年制作、2006年公開作品。
困った!園子温の物心ついた後の作品なのに、良さがわからない。
この監督とは相性がいいように想ってたんだけど。
前提として、ジェイ・ウェストとかジョージ・ウィリアムズとか、にぎやかに喋るアメリカンな人が苦手なのです。このニューヨークの下町というシチュエーションと、おさない子どものナレーションというのも違和感が強いです。
最後まで通した後で、今度は監督の解説を聞きながらもう一度通した。
オダギリジョーが素朴な若者役(最初だけ)ってのも、イメージと違うなぁ。
ナレーション言ってる子は女の子だと思った。なぜここで小さい女の子なの?…と思ってたら、イメージとしてはオダギリジョーの子どもの頃の声、童心、ということらしい。これ伝わらなかった。
想うに、監督の声と観客の自分の理解が一致しないものってのは、あまりよくないです。
私がよほどのボクネンジンなのかもしれないけど、意図が伝わってはじめて好き嫌いの話ができるんだもんね。
この映画、もっと面白くできたんじゃないかなぁ。そう思うと少し残念です。