予想外に面白かった。
”ダッチワイフが感情をもって動き出したら…?”っていう仮定まではできても、そのあとのストーリーはそう簡単じゃない。
空気が入ってる人形は、申し訳ないけど燃えないゴミ、僕らは燃えるゴミだっていうだけのことなんだけどね。という一言に尽きるなぁ。
愛することも生きることも、むなしいのかもしれないけど、でも愛そう、生きよう、ゴミになっても誰かをはっと目覚めさせるくらい、僕らはきれいだよ。…と理解しました。
是枝監督のむなしさと愛を勝手に受け止めました。
ぺ・ドゥナちゃん可愛い。たどたどしいけど、割にしっかりした言葉が、役にぴったりです。クラウドアトラスの彼女を見て、この映画が見たくなったのですが、やっぱりこの映画があったからクラウドアトラスで彼女が使われたんだなぁ、と実感しました。