映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

セルゲイ・ボンダルチュク監督「戦争と平和 第一部」378本目

戦争と平和」の原作はさておき、この映画の場合、第一部と完結編に分かれてるのですが、私が見たのは2013年5月にNHK BSプレミアムで第一部〜第四部に分けて放送されたものです。元々2つに分かれてたのを4つに分けたということ。つっても、第1が2時間半、第2〜第4が84分〜100分というボリュームなので、映画4本相当です。いっそのことと、1回60分X8回のドラマだと思えば気持ちが楽になるでしょうか。

まず、画面が壮麗で驚きました。スケールが大きい。そして、なんとも見覚えのない人々の顔立ち。
ロシア(当時はウクライナとか独立前なので、大ソビエト連邦ですね)というまだよく知らない国のエキゾチックさに惹かれて、見入ってしまいます。

しかし、世界史を一度も勉強したことがない上、登場人物の名前を覚えるのが私はとても苦手で、主要人物の顔と名前も一致しないまま、どんどん戦争が進んで行きます。辛い。WikipediaKINENOTEのあらすじを読みながら、なんとかついていきます。

この「第一部」の後半は、美しきナターシャ嬢の恋する季節です。戦争、友情、恋愛が行き交うあたり、まさに大河ドラマだな〜。この部分はわかりやすかった。恋する乙女は悪い誘惑にも弱い、というのはユニバーサルな事実なんですね。さてがんばって「完結編」を見ます…。