映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーブン・スピルバーグ監督「未知との遭遇」380本目

なかなか面白かったです。
公開当時見なかったんだけど、そのまま数十年経過。
CGというか特殊効果が、なかなか良くできています。空に星が多すぎたりするけど、つーっと流れ星のように流れるUFOの動きがなめらか。…そういう細かいところをうまく作ってあるので、おおむね自然に見えます。宇宙人も、しょぼいっちゃあしょぼいけど、かなりがんばって作られてます。

UFOに出会ってしまった人たちが、山の形のイメージに取り憑かれて、その形の山に集まる。すると科学者たちも集まってきていて、UFOの母艦が下りてくる。
取り憑かれっぷりがちょっとやりすぎ…

UFOってのにマニアックさを感じる人もいるかもしれないけど、妖精とか怪物とかのような空想の産物だと思えば、フィクションとして充分楽しめるのでは。

とはいっても、今はもはや、この世界を膨らませる可能性はないなぁ。