映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

リチャード・レスター監督「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」442本目

なぜか、「地下鉄のザジ(1960)」を見たらこれが見たくなった。アイドルグループ映画のはしり?
子どものやりたい放題、的なイメージが似てる気がしてたんだけど、改めて見てみると、破綻のないふつうのストーリーもののコメディという感じでした。「ずっと走っている」というほど走ってもいないや。

で、この映画1964年なのでモンティパイソンのTVシリーズが始まるより前なんですね。歌あり笑いありってところはマルクスブラザーズとかチャップリンとかの映画で見たヴォードヴィルショー的です。

私かなりビートルズが好きなほうだと思うけど、動いてる彼らを見てじーんときた、という感じは不思議とありません。正直、演技は中途半端だし、なくてもいいようなストーリーだし、“今見ると笑える”ほどの特徴はないし…よく知ってる曲を口パクで見せてもらっても面白くないので、ドキュメンタリーでも撮っておいてくれればよかったのに、と思います。

(ギタープレイを詳しく!!解説する特典映像はよかった)