映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ファラー・カーン「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」483本目

いやーすごいものに参加してしまいました。
今夜は横浜の映画館「ジャック&ベティ」の“マサラナイト”!
「恋する輪廻」の上演前に「オーム・シャンティ・オーム」のダンス教室、それから入口でクラッカーをたくさんもらって参戦。幕間(3時間もあるんで途中休憩あり)にはインドの「ゴッドファーザー」ビールを飲み、クラッカーを補充。

私たち以外の観客は、この映画何回見てるんだ?という強者たちで、主役のシャー・ルク・カーンが上半身をはだけると「キャーーー!」クラッカーが「パーーン!」ダンスシーンは立ち上がって踊りまくり歌いまくり。
ていうか出る前からタイミングをはかっていて、何もかも知り尽くした人たち。
横浜近辺にこんなコアなボリウッドファンがこんなにいたとは。

映画全体としてはこの間見た「きっと、うまくいく」がやっぱりベストなんだけど、この映画はインドのアカデミー賞的なものの授賞式の場面では、インド映画の大スターたちが大勢“友情出演”みたいな感じで出ていたり、エンドロールではスタッフが全員?名前と一緒に映像でも登場してひと踊りしたりと、観客を200%楽しませるためにできることを全部盛り込んだ、というサービス精神が大変素晴らしい。

主役はなんとなくジャッキー・チェンを思い出しました。努力家だけどいつも笑顔を絶やさない愛嬌いっぱいの男。でヒロインのディーピカー・パードゥコーンが可愛すぎる。多岐川裕美ってみんな言ってたけど、ノラジョーンズにも似てます。

よく知らないまま、映画好きな友人たちに混じって行ってみてよかった。
インドでもみんなクラッカー慣らしまくって見てるのかな?いつかインドに行くことがあったら、絶対映画館行きます。今夜はほんとに行ってみてよかった!でした。