映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョン・ウォーターズ監督「ピンク・フラミンゴ」505本目

1972年作品。
日本でボカシなしで公開できる領域が、ここまでに到達しているとは。
この映画はカルトな大人しか見ないから、いいのか。
今回ツタヤで「ロッキー・ホラー・ショー」とこれを借りました。その二本立てを友人は「モンド」と呼びましたが、片方は名作で片方はクソみたいな作品でした。もちろんこっちがクソです。見たことないけど、アメリカのB級ポルノってこんな感じかなーと思います。

設定もしょぼいし俳優はみんな超棒読み、カメラは「とりあえず全員写る場所に固定」、ストーリー性はうすく、脈絡なく変態的なエピソードがポコポコ入ります。

B級クソ映画っておもしろいなぁ…
ディヴァインはこの中では、よく太った美しい人、のようにも見えてきます。
美大生が初めてハンディカムをレンタルして知り合いの間で1週間くらいで撮った作品、というクオリティ。園子温の初期の作品みたい。

人間って自由だなぁ。何もガマンしないで、ここまで好き勝手してもいいんだ。よくないか。

映画が終わった後に監督トークが入っててびっくりした!