映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ピーター・イェーツ監督「ブリット」509本目

スティーブ・マックイーンほんといいですね。
うまく言えないけど、実在感、本気感、のようなものがあって、彼がいる画面には作り物感がないのです。
カーチェイスは、「大量にとにかく壊す!」というのでなく、最低限の破壊で最大の効果を狙ってスリリングで切れがあります。この頃のアメリカの映画って、いいなぁ。

しかし結末は、未解決なのですかね?証人は死んでしまい、本当に悪い奴は逃げる。
証人だと思っていたジョニーは、証言する必要のない人で、本当に悪い奴は彼をやられて窮地に陥ったっていう大団円?そこがよくわからないままでした…。