映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

内田吐夢監督「宮本武蔵 般若坂の決斗」512本目

前に中村錦之助の武蔵第一作を見て、荒くれっぷりにちょっと引いたのですが、修行を経て「タケゾウ」から「ムサシ」となった彼は、抑制された落ち着きを持った、立派なお侍さんになっていました。
人は自分を律することで成長するんですなあ…。
お通や小僧がからんできて、人情味もたっぷり。
年に10本前後という、信じられない本数の映画に大量出演しながら、このクオリティはすごいですね。
いい時代劇はやっぱりいいです。