映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジョージ・ロイ・ヒル監督「明日に向って撃て!」514本目

昔見たけど、ほとんど覚えてないので見直し。Blu-rayのおかげでとってもキレイです。
二人があまりにいい男です。白黒の画面でもわかるポールニューマンの青い目。ロバートレッドフォードの、堅い表情。

強盗なんだけど、冒頭と最後のセピア色で表されるように、遠く過ぎ去った古き良き時代の出来事として、いい人もわるい人も、ただ懐かしい…という想いが感じられます。
馬に乗って蒸気機関車を襲うんだもんね。

先生をしているサンダンスのカノジョからスペイン語を習いながらボリビアで強盗、なんていう笑える場面があるのがいいですね。本物の強盗はこんなに愛嬌ないと思うけど…。
音楽も、私の一番好きな時代のアメリカの音楽です。あー、70年代のアメリカに生まれたかった…。